「人と組織が成長する経営」 Blog
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マネジメント
「どんな小さな仕事にも経営がある」松下幸之助
普通「経営」というと一般社員には関係がないことと考えがちだ。しかし、「どんな小さな仕事にも経営がある 」という松下幸之助氏の言葉がある。「どんな小さな仕事にも工夫があり、知恵を働かせる余地がある」「仕事に使われるか」、それとも「仕事の主人... -
経営戦略
製造業の戦略 「コモデティ化」と「旅行体験」
「コモディティ化」と言う言葉は、製造業にとっては「恐ろしい」言葉でもある。「コモディディ化した商品」とは、特殊・特別な価値を持った商品ではなく、ありふれた「汎用品」になることを意味しているからだ。最先端の商品でも、すぐに模倣され、機能や... -
企業と経営者
好調 三菱電機の「ダブルブランド戦略」
三菱電機は、電機メーカーとして、日立製作所、東芝に次ぐ業界三位の売上高だ。以前は、半導体事業で大赤字を出すなど不安定な事業構造だった。しかし、この十数年来、事業構造の変革を行い、財務体質も強化してきた。半導体事業を本体から切り離し、パソ... -
企業と経営者
セブンイレブンと東レ 40年の一貫性
コンビニエンスストアのセブンイレブンが、国内第一号店を1974年に開業してから40年が経った。今では、国内に15,000店、海外に35,000店のおよそ50,000店を展開している。開業以来、順調に成長してきたが、2000年代初めは、「冬の時代」だった。8年連続で既... -
財務会計
財務会計の基本構造 フローとストックを表す「図」とは?
財務会計の基本的な構造を図示したものが、「パチオリ図」だ。この基本構造を理解することで、「経営分析のフレームワーク」や「経営計画のフレームワーク」など経営に役立つ多くの「フレームワーク」を手に入れることができる。財務会計の構造は、「簿記... -
生き方
「不射の射」…「名人」の至高の境地とは
中島敦の「名人伝」に、弓の名人の物語があった。弓の達人が、山の中の伝説の弓の名人に勝負を挑みに出かけた。しかし、そこで、名人の想像を超えた境地を教えられる。弓の名人は、「弓」の道具も使わずに、「無形の弓」によって飛ぶ鳥を落とすのだ。名人... -
生き方
「職業に貴賎はない。しかし、生き方には…」
「職業に貴賎はない。しかし、生き方には貴賎がある」という言葉に出会った。前半は、しばしば言われるところだ。しかし、後半の部分は知らなかった。「なるほど」と思うものがある。「職業」は、それぞれが「貴い」ものだ。「職業」は必ずしも自分で選べ... -
経済産業
フランシス フクヤマ「今後の中国」についての予言
アメリカの政治学者、フランシス・フクヤマ氏が、「今後の中国について」講演を行った(2013年11月8日・東京)。フクヤマ氏の結論は、「中国共産党政府は、増大する『中間層』の意見を無視できず、今後、様々な改革を進めなければならなくなるだろう」とい... -
マネジメント
「おもてなし」は、どんな仕事にもある
ホテルのレストランなどのメニュー偽装問題で、日本の「おもてなし」に少し疑問符がついた。それでも、「おもてなし」は重要だ。「おもてなし」は、ホテルや飲食業などの接客サービスに特有なもののようにも思える。しかし、どんな仕事にも「おもてなし」... -
マネジメント
「システムを理解するには」…クルト・レヴィン
私たちは、多くのシステムの中で生きている。大きくは、地球環境システムから、地域、企業、家庭など、すべてがシステムを形成している。気づかずに多くのシステムの中で生きているわけだ。「システムは、自分が変化させようとするまでは、理解できない」...