「人と組織が成長する経営」 Blog
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アリストテレス
アリストテレス幸福学 その2 「最高の目的」こそ追求すべきもの
人間は、「善きもの」を目指している。「善きもの」、つまり、「目的になるもの」にもいろいろある。「医療は、健康が目的。造船は、船。軍隊は、勝利。家政は、富が目的だ」 しかし、「馬具の製作は、馬に乗ることに、馬に乗ることは、軍事に、軍事... -
カッツモデル コンセプチュアルスキル
リーダーに必要なコンセプチュアル・スキル 第10項目
リーダーに必要なコンセプチュアル・スキル 第10項目 「個性」や「人間性」という言葉に含まれるすべての要素。 簡単に言うと、「魅力ある人」。 「リーダー」の簡単な定義は、「ついていく人がいる人」だ。どんなに優秀な人でも、「ついていきたいとは... -
生き方
「愚痴の力」 木下恵介監督
黒沢明監督と同時代に活躍した木下恵介監督。「二十四の瞳」、「喜びも悲しみも幾歳月」などの作品がある。 海外でも、ますます評価が高まっている。 国内でも、一昨年の大震災以降、木下監督の作品に惹きつけられる若者が多くなっている。と先日のNHK番組... -
社長のためのポーター競争戦略
社長のためのポーター競争戦略 その1-2 「参入障壁」 -多数乱戦業界で生き抜く
業界の覇者がいない多数乱戦業界。ここで、生き抜く戦略を考える。 ポーターは言う。「原因がわからなければ、対策など考えられるわけがない!」 多数の会社が、乱戦になっているには、何か原因がある。この業界の歴史的な経緯だけではなく、何か「経済的... -
社長のためのポーター競争戦略
社長のためのポーター競争戦略 その1-1 多数乱戦業界で生き抜く
「現代の孫子」とも言われるハーバード大学のマイケル・ポーターの競争戦略論を経営を実践する社長の立場で見ていこう。 まずは、「多数乱戦業界」で生き抜く戦略から始めてみる。 「多数乱戦業界」とは何か?多くの中小企業や個人企業がひしめいている業... -
リーダー
上杉鷹山-米沢藩の改革
幕末に会津藩、仙台藩とともに奥羽列藩同盟を結成し、新政府軍と戦うことになった米沢藩。江戸中期には、米沢藩の財政は破綻寸前となり、藩主は、幕府へ領土を返そうとしたほどだった。ここで現れたのが、16歳の少年、上杉治憲(後の鷹山)だ。上杉鷹山は... -
カッツモデル コンセプチュアルスキル
リーダーに必要なコンセプチュアル・スキル 第9項目
リーダーに必要なコンセプチュアル・スキル 第9項目 「責任ある決断を迅速に下せる能力」 これは責任から逃げようとしないということだろう。 決定しなければならない時、状況がある。 右か左か?進むか退くか? 神ならぬ人間の身として、常に正しい判... -
アリストテレス
アリストテレス幸福学 その1 「人間がめざしているものは?」
「人間のあらゆる技術、あらゆる研究、あらゆる行為、選択は、結局、何をめざしているのか?」アリストテレスは答える。「すべて、何らかの『善きこと』をめざしているのだ」 (「ニコマコス倫理学」 1094a)アリストテレスは、ギリシア古代哲学を集大成... -
社長のための孫子経営戦略
社長のための孫子経営戦略 その1 「常山の蛇」
「最高の組織とはどのようなものか?」 孫子は答える。「率然(そつぜん)のようなものです」「率然」とは、中国の常山にいるという蛇のことだ。この蛇は、尾に刺(とげ)を持っている。人が、首を打てば、尾で襲ってくる。尾を打てば、首が噛みついてくる... -
その他
「八重の桜」…会津藩の改革
今年のNHKドラマ「八重の桜」が好調な視聴率だ。舞台は、会津藩。幕末には、悲劇の舞台となってしまった藩だ。会津藩は、幕末から遡って百年ほど前、天明年間には、思い切った藩政改革を行っていた。その頃、会津藩では、旱魃や大凶作などで、莫大な借財が...