生き方– category –
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生き方
「不射の射」…「名人」の至高の境地とは
中島敦の「名人伝」に、弓の名人の物語があった。弓の達人が、山の中の伝説の弓の名人に勝負を挑みに出かけた。しかし、そこで、名人の想像を超えた境地を教えられる。弓の名人は、「弓」の道具も使わずに、「無形の弓」によって飛ぶ鳥を落とすのだ。名人... -
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「職業に貴賎はない。しかし、生き方には…」
「職業に貴賎はない。しかし、生き方には貴賎がある」という言葉に出会った。前半は、しばしば言われるところだ。しかし、後半の部分は知らなかった。「なるほど」と思うものがある。「職業」は、それぞれが「貴い」ものだ。「職業」は必ずしも自分で選べ... -
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「仕事を磨く」
仕事は、思い切ってあきらめ見切らなければならないものもある。一方で、あきらめずに粘り強く磨いていく仕事もある。 見切るべきなのか、磨いていくべきものなのか、判断に迷うところだ。 「つまらないと思える仕事でも、改善の余地がないかと掘り下げて... -
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「自尊心を保つ」 キーワードは「FAST」
「自尊心をもてない」という場合は、問題行動が出てくる場合も多い。 自尊心を保ち、自分自身を尊敬し続けるためには、「FAST」のキーワードの要素が必要だとされている。 「弁証法的行動療法 Dialectical Behavior Therapy」という長い名前のセラピー (... -
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「愚痴の力」 木下恵介監督
黒沢明監督と同時代に活躍した木下恵介監督。「二十四の瞳」、「喜びも悲しみも幾歳月」などの作品がある。 海外でも、ますます評価が高まっている。 国内でも、一昨年の大震災以降、木下監督の作品に惹きつけられる若者が多くなっている。と先日のNHK番組... -
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人は「何を考えている」ときに一番幸せか?
人は何を考えているときに一番幸せか? 肯定的な感情と否定的な感情では、脳の中で働く部位が異なるという(fMRIなどで調べると)。 喜び、優しさ、慈悲といった肯定的な感情をもたらす写真を見せると、左前頭葉の働きが活発化する。 一方、怖れ、怒り、嫌... -
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「宿命の中に使命がある…」
誰にでも「宿命」がある。人生、気がつくと、思いがけない道を歩んでいる場合がある。 「宿命」を受け止めて、自分なりの「立命」にするというのが、もともと「立命館大学」の謂われだった。 「宿命(しゅくめい)」の中に「使命(しめい)」を見出すとい... -
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「今、ここに」…「うつ」を防ぐマインドフルネス
「今、ここに」意図的に意識を集中する。 それによって、マイナスの考えや感情が起きてくるのを防ぐことができる。うつ病の再発防止にも効果をあげている。 自分の心にひっきりなしに浮かぶさまざまな考えや感情…。 その考えに従って、良い悪いを価値判断... -
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人気ラーメン店の「一寸法師戦略」と「愛の心」
とある田舎の一軒のラーメン店。老夫婦が高齢のために店を閉めようとした。 常連客の懇願でなんとか続けてはいたが、やはり閉店することに。そこで、店の名前だけでも残したいと、常連客の一人の若者に店の「のれん」を託した。 それが、博多ラーメンで人... -
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「ネガティブ感情」の役割と「いい気分」 「ポジティブ感情」の役割
怒り、憎しみ、不安などの「ネガティブな感情」は、人に危険や不快なことを知らせる。こうした感情は、「すぐにこの場を離れた方がいい」という指示になり、避難行動に結びつく。 「ネガティブ感情」は、危険な状況から逃れ、「人間の生存」に役立つ感情な...