企業と経営者– category –
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企業と経営者
「峠から峠に移る旅路かな」
「一つの峠を越えてホッと息をついたら、また峠が控えている」とめどもなく、次から次へと峠が続いているのだ。時には、雨に降られ、風に吹かれ、重い足を引きずる。思わぬ温かい日差しに、しばし小鳥の声を楽しむこともある。暗い谷間の道をコツコツと登... -
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「現代の金鉱掘りとジーンズ販売」…伊藤忠商事の岡藤社長
1848年頃のアメリカ。ゴールドラッシュが起こり、多くの人が「金鉱掘り」としてカリフォルニアへやってきた。成功して金脈を見つけたのは、ほんのわずかな人間。多くの開拓者の一獲千金の夢は破れた…。しかし、金鉱は見つけなかったが、商売の金脈を見つけ... -
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イーロン・マスク…今世紀最大の発明家か起業家か?
イーロン・マスクは、南アフリカ出身の42才。今年のアメリカの経済雑誌「フォーチュン」で、「今年のビジネスパーソン2013」のナンバーワンに選ばれた起業家だ。起業家と言っても、そのスケールと実績が並はずれている。12才のころには、コンピュータープ... -
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好調 三菱電機の「ダブルブランド戦略」
三菱電機は、電機メーカーとして、日立製作所、東芝に次ぐ業界三位の売上高だ。以前は、半導体事業で大赤字を出すなど不安定な事業構造だった。しかし、この十数年来、事業構造の変革を行い、財務体質も強化してきた。半導体事業を本体から切り離し、パソ... -
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セブンイレブンと東レ 40年の一貫性
コンビニエンスストアのセブンイレブンが、国内第一号店を1974年に開業してから40年が経った。今では、国内に15,000店、海外に35,000店のおよそ50,000店を展開している。開業以来、順調に成長してきたが、2000年代初めは、「冬の時代」だった。8年連続で既... -
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企業の不祥事は、「ポストM&A」に課題
阪急阪神ホテルズ、みずほ銀行など、大手企業の不祥事がニュースをに賑わしている。両者には、共通点がある。M&A、企業統合だ。阪急阪神ホテルズは、企業名が示すように、阪急電鉄と阪神電鉄などのホテル部門が統合した会社だ。みずほ銀行も、もともと... -
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「クレド」が泣く…リッツカールトン大阪
リッツカールトンは、世界を代表する高級ホテルとして、憧れを持って語られる存在だった。また、そのサービスの哲学は、経営者にも注目されるものだった。特に、会社の価値観を表わす「黄金の価値」という「クレド(信条)」は有名で、非常に印象的な一節も... -
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LCC格安航空「ピーチ」快走
昨年発足した日本の格安航空(LCC)は、3社。ANAが出資しているピーチ、JAL系のジェットスター、それに、これもANA系の合弁会社エアアジアだ。現在、この3社の中でピーチが快走している。ピーチは今年の9月に累計搭乗者300万人を突破。ジェットスターの20... -
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組織の盛衰は「三代目」で決まる…マイクロソフト
組織の長期的な盛衰を決めるのは、「三代目」だ。江戸幕府でも、三代将軍徳川家光が、長く続いた幕府の基礎を固めた。「三代目」に人材がいなければ、「売り家と唐様で書く三代目」ということにもなる。マイクロソフトの次期CEO(最高経営責任者)選びが難... -
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花王「メリーズ」大増産へ
花王が紙おむつの「メリーズ」をフル稼働で生産している。しかし、品薄状態が続き、店によっては購入数を制限しているところもある。このため、花王では、新たに「メリーズ」の山形に新工場を建設する。来春の稼動予定だ。少子化なのに何故…?日本での赤ち...