バリューチェーンとカネの流れ

企業は顧客へ価値を届ける。
顧客は価値を受け取り、価値を実現し、価値を享受する。

価値の企画から価値の実現までの活動を「バリューチェーン(価値の連鎖)」と言う。
企業の使命は、価値の創造と実現だ。

お金の流れである「パチオリ図」と関連して考えると、
お金を顧客のための価値に変え、価値の対価として、お金(収益)を得ることになる。

「カネ」→「価値」→「カネ」という流れだ。
「カネ」を「価値」に変えるのは、資産や費用への投資活動だ。

顧客にどんな価値をどのように届け、どのように享受してもらうのかを決定し、
固定資産や流動資産、固定費や変動費として、バリューチェーンの活動を形成する。

そのためには、「価値の設計」から始める。
これが、顧客起点のマーケティングになる…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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