「峠から峠に移る旅路かな」

「一つの峠を越えてホッと息をついたら、

また峠が控えている」

とめどもなく、次から次へと峠が続いているのだ。

時には、雨に降られ、風に吹かれ、重い足を引きずる。

思わぬ温かい日差しに、しばし小鳥の声を楽しむこともある。

暗い谷間の道をコツコツと登ってきたら、

思わず、見晴らしの良い頂上に出てしまうこともある。

元気にまた懸命に、歩めるだけ歩むしかない。

若葉の季節に、

真夏の青空の中を、

紅葉が赤く燃える脇を、

みぞれ舞う下を…。

避けられないものであるならば、ただ前へ。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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