2012年 世界のリスクは 「Gゼロ」?

ユーラシアグループというシンクタンクが、毎年、世界の政治リスクを発表している。

「的中率」が高いと評判だ。

政治のリスクは、経済のリスクに大きな影響を与えている。

2011年から「Gゼロ G-zero」が最大のリスクとして発表されている。

2012年もやはり、第二位になっている(第一位は、「9.11時代の終わり」)。

世界のリーダーが見あたらず、多極化、無極化していることを表わしている。

思い返してみると、「G7」(先進7カ国蔵相会議)と言われたのは久しい。

1998年からロシアを加えた「G8」になった。

さらに成長著しい国々を加えた「G20」になった。

台頭する国々の意見を加えなければ、なかなか決められなくなっている。

アメリカやユーロ圏の世界への影響力もますます後退している。

そういう意味では、リーダー無き時代「Gゼロ]が続くだろう。

アメリカと中国で決める「G2」になると予想する向きもあるが・・・。

大きく変わる世界情勢の中で、日本の針路も難しい。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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