ユーラシアグループというシンクタンクが、毎年、世界の政治リスクを発表している。
「的中率」が高いと評判だ。
政治のリスクは、経済のリスクに大きな影響を与えている。
2011年から「Gゼロ G-zero」が最大のリスクとして発表されている。
2012年もやはり、第二位になっている(第一位は、「9.11時代の終わり」)。
世界のリーダーが見あたらず、多極化、無極化していることを表わしている。
思い返してみると、「G7」(先進7カ国蔵相会議)と言われたのは久しい。
1998年からロシアを加えた「G8」になった。
さらに成長著しい国々を加えた「G20」になった。
台頭する国々の意見を加えなければ、なかなか決められなくなっている。
アメリカやユーロ圏の世界への影響力もますます後退している。
そういう意味では、リーダー無き時代「Gゼロ]が続くだろう。
アメリカと中国で決める「G2」になると予想する向きもあるが・・・。
大きく変わる世界情勢の中で、日本の針路も難しい。