北朝鮮の指導者、金総書記が死亡した。
後継は、28歳の息子の金正恩氏となった。
朝鮮は、今後、ゆっくりと南北統一へと向かうものと推測した方が自然だろう。
韓国4500万人、 北朝鮮2300万人の合計6800万人となる。
その他に、統一ということになれば、中国側に住んでいる朝鮮族などが戻る可能性もある。
この地域では、大国の思惑が交差し、一筋縄ではいかないが・・・。
また、統一となると、そのコストを誰が負担するのかが問題となる。
東西ドイツ統一の時の東ドイツは、一応、経済機能があったのだが、北朝鮮の場合は、その点でも難しい。
ところで、2012年は、北朝鮮情勢にも関わる国家の指導者交代の可能性がある年になる。
1月 台湾の総統選挙。
3月 ロシア大統領選挙。
10月 中国指導部交代。
11月 アメリカ大統領選挙。
12月 韓国大統領選挙。
日本も総選挙の可能性が高まっている。
今回の北朝鮮の指導者交代は、そのさきがけとなった。
政治の面では、もう2012年が始まってしまったといえる。