「積水ハウス」と孫子 

戸建て住宅首位の「積水ハウス」。

「積水」の名前は、中国の兵法「孫子」から名づけられた。

「積水」とは、「水を蓄える」ことだ。

孫子に「積水を決するがごとき」とある。

「勝者の民を戦わしむるや、

積水を千仞の谿(せんじんのたに)に決するがごとき」とある。

「勝つ者は、

満々と貯えた水を、

深い深い谷に一気に落とすように

戦う」

「十分な準備と集中が必要である」ということだ。

積水ハウスは、積水化学のハウス事業部が独立した会社だ。

積水化学は、初期に、文字通り、「ダム」を所有し、運営していた。

そこから、「積水」という名前がついた。

戦略の成功には、日頃の小さな積み重ねの準備と一点に絞った集中が必要だ。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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