勝利を収める組織「五つの原則」…孫子

孫子
孫子

孫子勝利を収める組織の五つの原則が、孫子「謀攻篇」にある。

これをチェックリストにしてみる。

1.今、戦うべきなのか、まだ戦うべき時ではないのかを的確に判断できるのか?
情勢を冷静に見極めることができるのなら勝てる。

2.大は大なりに、小は小なりの組織運営ができるのか?
相手に合わせて自己の組織運営が的確にできるのなら勝てる。

3.組織の上の者も下の者も、目的、利害を一つにしてまとまっているのか?
表面的だけでなく、それぞれの心の「欲」も同じならば勝てる。

4.こちらは、よく準備をして、相手は油断がある状態なのか?
こちらはよく鍛錬して隙がなく、相手におごりや慢心があるなら勝てる。

5.現場の長に委任できる信頼関係があるのか?
現場の長が優秀で、細かい指示をしなくてもよい信頼があるのなら勝てる。

「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず」と言う。
しかし、五つの原則を見ると、
「彼を知る」よりも「己を知る」ことの方が数倍難しいと感じられる。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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