「大きな変化」のための「小さな変化」

複雑で、深刻な問題というものがある。

こうした「大きな問題」を解決するには、
何か根本的な「大きな変化」が必要だ、
と普通は考えたくなる。

「大きな変化」が必要だとすれば、
自分一人でそんな変化を起こすことは難しいと
無力感を感じてしまう…。

しかし、「小さな変化」で「大きな変化と解決」を生みだしていく方法もある。

丘の上から転がっていく雪だるまのように。

やるべきことは、ただ小さな雪だるまを作って丘の上から転がすこと。

障害物を取り除いてやれば、
雪だるまは、転がり落ちる距離が長いほど、大きなものになっていく。

初めから、いきいなり大きな雪だるまを作るのはとても大変だ。

しかし、掌ほどの雪だるまなら誰でもすぐにできる。

最初は小さな変化でも、障害を取り除いていけば、大きな変化を生みだすことができる。

「大きな変化」を生みだすことが必要な場合でも、
小さな変化から積み重ねていくと、
大きな変化が生まれる。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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