思考の「フレームワーク」を広げる

定型的な「フレームワーク」は便利なものだ。
考えるための有力な手掛かりとなる。

しかし、フレームワークに頼ってしまえば、
「パターン思考」になってしまい、「紋切り型」の答えしか出せなくなってしまう。

「フレームワーク」とは、絵画を引き立たせる「額縁」だ。
「絵」の価値を上げるものだ。

いくら立派な額縁でも、「絵」が良くなければ意味がない。
「絵より額縁の方が値段が高いですね」という「鑑定」ではなさけない…。

「何」を対象に「フレーミング」するかということもある。

すぐれた「課題」の設定だ。
すぐれた「問題」であり、「問いかけ」だ。

「問題が決まれば、答えは半分出たことと同じだ」と言われる。

一つの物事に、いくつものフレームワークを当てることができる。

ひとつの物事を次第に深く見ていくには、
「フレームワーク」を変えていく必要がある。

古いフレームワークを捨てて、新しいフレームワークに変えていくのだ。

小さなフレームワークを広げるには、
ひとつ高い視点に上がらなければならない。

高い所に登れば、視野が広がる。
より広い関連性の中で、物事が捉えられる。

「高く」なれば、「広がる」。
と同時に、
「高く」なるということは、「深く」知ることにつながる。

視点を高しく、視野を広げ、認識を深くすることは、自らが成長することにつながる…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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