定型的な「フレームワーク」は便利なものだ。
考えるための有力な手掛かりとなる。
しかし、フレームワークに頼ってしまえば、
「パターン思考」になってしまい、「紋切り型」の答えしか出せなくなってしまう。
「フレームワーク」とは、絵画を引き立たせる「額縁」だ。
「絵」の価値を上げるものだ。
いくら立派な額縁でも、「絵」が良くなければ意味がない。
「絵より額縁の方が値段が高いですね」という「鑑定」ではなさけない…。
「何」を対象に「フレーミング」するかということもある。
すぐれた「課題」の設定だ。
すぐれた「問題」であり、「問いかけ」だ。
「問題が決まれば、答えは半分出たことと同じだ」と言われる。
一つの物事に、いくつものフレームワークを当てることができる。
ひとつの物事を次第に深く見ていくには、
「フレームワーク」を変えていく必要がある。
古いフレームワークを捨てて、新しいフレームワークに変えていくのだ。
小さなフレームワークを広げるには、
ひとつ高い視点に上がらなければならない。
高い所に登れば、視野が広がる。
より広い関連性の中で、物事が捉えられる。
「高く」なれば、「広がる」。
と同時に、
「高く」なるということは、「深く」知ることにつながる。
視点を高しく、視野を広げ、認識を深くすることは、自らが成長することにつながる…。