産学連携「強みの結合」

北九州にある。株式会社 フジコー。
1952 年創業で、鉄鋼産業に従事。従業員は約700 人、年間売上高は約100 億円だ。

 光触媒による驚異的な殺菌、感染防止、悪臭対策の製品を新たに事業化して話題になっている。
これは、地元の九州工業大学との産学連携の成果だ。

 九州工業大学は、僅かな光でも強い殺菌効果を持つナノレベルの物質を開発していた。

しかし、その物質をどのように、タイルなどに付着させるかが問題だった。
これまでの溶剤による付着では効果はない。

 一方、フジコーには、高速かつ低温で、物質を金属などに吹き付ける技術を開発していた。
その使い道を模索していた。

 両者が強みを持ち寄り、協力して、新しい事業を立ち上げた。
空気中の感染防止などにも大いに役立つ見込みだ。

 「強みの結合」が、新しい事業を生む。

 

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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