「パチオリ利益図」を知っていますか?

「パチオリ図」から、必要に応じて、いくつもの「フレームワーク図」を読み取ることができる。
これが、パチオリ図の特徴でもある。

パチオリ図を上下に分けると、
図の下半分が、「利益図」になる。
そして、「利益図」を含んだパチオリ図全体が、「資金図」になる。

利益図は、利益計画に役立ち、
資金図は、資金計画に役立つ。

利益の動きをパチオリ図で考えるのがパチオリ利益図だ。

パチオリ利益図は、パチオリボード上に表現されているので、
パチオリカードを動かし、
「実感を持って」、
利益の動きを「体感する」こともできる。

パチオリ利益図では、
売上高から利益への流れは、右上から左下への動きとなる。

売上高と利益へつながるいくつかの「変数」が変わるとき、
実際に、利益はどのように変わるか?

この動きが非常に理解しやすくなっている。

売上高から利益へつながる「変数」とは、
販売単価、販売数量、変動原価、固定費である。

パチオリ利益図で、利益計画を考える流れは、
先ほどとは逆に、
左下から右上への流れとなる。

「逆算」であり、「逆流」だ。

計画の場合は、何を「変数」とし、何を「固定」とするかが課題となる。

パチオリは、2016年12月から新しくvers8.0 「PACIOLI μ」が利用できる。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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