「パチオリ図」から、必要に応じて、いくつもの「フレームワーク図」を読み取ることができる。
これが、パチオリ図の特徴でもある。
パチオリ図を上下に分けると、
図の下半分が、「利益図」になる。
そして、「利益図」を含んだパチオリ図全体が、「資金図」になる。
利益図は、利益計画に役立ち、
資金図は、資金計画に役立つ。
利益の動きをパチオリ図で考えるのがパチオリ利益図だ。
パチオリ利益図は、パチオリボード上に表現されているので、
パチオリカードを動かし、
「実感を持って」、
利益の動きを「体感する」こともできる。
パチオリ利益図では、
売上高から利益への流れは、右上から左下への動きとなる。
売上高と利益へつながるいくつかの「変数」が変わるとき、
実際に、利益はどのように変わるか?
この動きが非常に理解しやすくなっている。
売上高から利益へつながる「変数」とは、
販売単価、販売数量、変動原価、固定費である。
パチオリ利益図で、利益計画を考える流れは、
先ほどとは逆に、
左下から右上への流れとなる。
「逆算」であり、「逆流」だ。
計画の場合は、何を「変数」とし、何を「固定」とするかが課題となる。
パチオリは、2016年12月から新しくvers8.0 「PACIOLI μ」が利用できる。