「パチオリ」による経営計画と財務のコーチング

ビジネス会計ゲーム「パチオリ」は、経営コーチングにも適している。
「お金」の使い道と成果についてのすべてが、経営のパチオリには表れる。

「目に見えない資産」については、バランスシートに載っていない。
「目に見えない資産」は、費用の中に隠れている。

「目に見える資産」と「見えない資産」を合わせると、経営の資産が現われる。

経営幹部やマネージャーも、
B/SとP/Lが一体となった「パチオリ図」を頭に入れておくべきだ。

P/Lの範囲だけを考えていては、適切な判断ができない。

資産(赤色)への投資は、
必ず売上(オレンジ色)の増大か、
または、費用(青色)の減少に結びつかなければならない。

その筋道とチェックを共有し、評価する。

「パチオリ」ゲームでは、
P/Lは、1期終わるたびごとに、すべてのカードは盤上から払われる。

それに対して、
B/Sは、永続する。

P/LがB/Sが作り、
B/SがP/Lを作る。

そして、これらの意思決定のもとになるのが、
どのような会社にしていくのかという「夢」
「ビジョン」だ。

パチオリによるコーチングは、現状と将来像を結ぶ行動を明らかにしてくれる。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

目次