人類の知性のピークは、「はるか昔」だった…?

人類の知性のピークは、2千~6千年前の「はるか昔」。

それから、ゆっくりと低下し続けている…。

米スタンフォード大のジェラルド・クラブトリー教授が、こんな衝撃的な説を科学誌に発表した。

狩猟採集生活を送っていたころは、一瞬の判断の誤りが命取りになる。

そうした時代には、知性や感情の安定性に優れた人が生き残りやすかった。

人類全体としても知性は高まっていった。

しかし、農耕が始まり、安定的な社会を築くに従って、「知性」は、低下していっているという。

仮説の一つなのだろうが、妙に説得力を感じてしまう。

博士は、次のようにも言っている。

現代は、情報機器などが豊富に出回り、人類の知性の低下は隠されてしまっている。

もし、紀元前千年前のアテネ人が現代に現れたら、彼の見識、知性、感情の安定した優れた人間性に驚くことになるだろう…。

技術が高度に発達してきた現代だが、個人の本質的な「知性」が進化しているかは、確かに疑問の多いところだ…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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