緑の象「エバーノートevernote」の存在が大きくなっていく

いつの間にか、パソコンのデスクトップに、またブラウザーに緑の象(正確に言えば、緑色のアイコンの中のグレーの象)がどっしりと腰を据えている。


「エバーノート evernote」のアイコンだ。

このアイコンは、「象は決して忘れない Elephants never forget」という英語の諺から決まったらしい。


「どこからでもアクセス」

「なんでも保存」

「容量無制限」


どんなファイル形式でもその大きな鼻で吸い取る・・・?

クラウドのサーバーだ。

基本の使用料は無料。良ければ月450円の有料会員にアップグレードするという「フリーミアム」方式。


使えば使うほどに価値が認められ、愛されることになると、創業者のフィル・リービン氏は自信を持っている。

確かに使いこむほどに(自分のデータを多く入れるほどに)、離れがたく、存在も大きくなってくる気がする。

「第二の脳」か・・・。


日本食が好きなルービンは、たびたび日本を訪れる。

日本のユーザー数も大きく伸びている。

スマホとのコンビで「就活に最も役立つアプリ」としても大人気だ。


社員はまだ80人ほどなのだろうか・・・。

営業部はないという。

「売ろうとせず、エバーノートとは何かわかってもらうこと」を活動の主体としている。


今のところ、「個人データでお金儲けはしない」というポリシーは、しっかりしていそうだ。

「プレミアム会員」による収入だけで十分とのこと。

「100年企業」を目指すという。


使い始めてまだ日が浅いが、この「緑の象」にできることは、アイデア次第でいろいろありそうだ。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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