コトラー マーケティングミックス 7P その2

サービス業のマーケティングミックス 7P その2

経済の重心は、モノからサービスに移っている。
モノのサービスを含めた形で提供されることも多い。

サービスには4つの特性があるとコトラーは述べている。
これらの特性は、マーケティングの設計に大きな影響を及ぼす。

4つとは、
①無形性
②不可分性
③変動
④消滅性
だ。

①無形性・・・サービスは、手に触れることも目に見えることもできない

②不可分性・・・サービスは、提供する人とも提供される人とも切り離されて存在することはできない

③変動性・・・サービスは、いつ、どこで、だれが、提供するかで変動してしまう

④消滅性・・・サービスは、蓄えてしまっておくことはできない。すぐに消えてしまう

サービスにこうした特性があるために、
モノのマーケティング・ミックス4Pに、新たに、

人 people、

プロセス process、

物的証拠 physical evidence

の3つのPを加えた7Pが重要になる。

目に見えないという無形性を克服するために、人の関わり合い、サービスの提供と享受のプロセス、顧客にメリットを見せられる「目に見える物的証拠」がなければならない…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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