7 「マーケティングのSTP」…P ポジショニング

「マーケティングのSTP」… P ポジショニング

ポジショニングとは「位置づけ」。

そのためには、「立ち位置」を決める必要がある。

セグメンテーションとターゲティングを終えて、

見込み客に次のように言うことができる。

「あなたが私たちにとって最良のお客様であることが判明しました」

「私たちこそ、あなたに最高の貢献ができます」

顧客

「・・・・」

「だから?」

「そもそもあなたは誰なの?」

セグメンテーション、ターゲティングしたとしても、

まだ顧客の心をつかんでいるわけではない。

顧客の側に、

あなた(とあなたの製品やサービス)が、「輝く存在」として表れなければならない。

顧客の心の中に、しっかりと存在しなければならない。

顧客の心の中にしっかりと存在させること、それがポジショニングだ。

「ポジショニングは製品から始まる。

しかし、ポジショニングは製品に対して行うものではない。

見込み客のマインドに対して行うものである。

つまり、見込み客のマインド内に製品をポジショニングするのである」

(ポジショニングを最初に提唱したアル・ライズ、ジャック・トラウト)

そのためには、自社の製品やサービスを競合他社の製品の中で、「際立たせ」る。

「位置づけ」る。

「何かと同じ仲間ではある」が、

「何かとは、決定的に異なる」

他に類のない独自の製品なのだ

と位置付けられること。

それが、ポジショニングだ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

目次