「答えを探す前に問題を探す」「問題が分かれば…」

ともすると、「答え」をすぐに求めてしまうことが多い。
しかし、それは「せっかち」というものだ。
「問題」がわからないうちは、「答え」もわからない。
だから、「答え」を見つける前に、「問題」を見つけなければならない。
より正確に言えば、「問題をしっかりと定義しなければならない」。
「問題」がはっきりする前に、急いで「答え」を探しに出かけたとしても、
道に迷うことが多い。
「あれ、自分は何を探していたんだっけ?」
ということにもなりかねない。
「問題は何なのか?」
そして「本当にこれが問題なのか?」と問い直す…。
「問題が何かが分かれば、答えの半分は得られたも同然だ」
とは、相対性理論を発見したアインシュタイン博士の言葉だ。
「良い問いかけが良い答えを生む」
「しっかりした問いかけがしっかりした答えを生む」
「答え」に跳びつく前に、「問題」を定義しなければならない。
問題解決は、問題を立てる段階と答えを探す段階を区別しなければならない…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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