「信念(ビリーフ)」から「知識」が生まれ・・・

ドラッカーが言うように、現代の経営の競争力は、それぞれの企業がもっている固有の「知識」の差だ。

「知識」は、単なる「情報」とは異なり、「意味」を持った情報だ。

「意味」とは、「それが、我々の未来の行動に対して、どのように関わってくるかの可能性」のことだ。

では、その「知識」の源泉は何になるのだろう・・・?

「知識」は、一体どこから生まれるのだろうか・・・?

マイケル・ポランニーという化学者が、科学技術上のイノベーションを考察して、人間の「信念(ビリーフ)」や「想い」こそが「知識」や「理性」に先行するものだと提示した。

この「想い」や「信念」は、明確に言葉にはなっていない場合も多く、「暗黙知」と言われる。

「信念」という、とても個人的で、主観的なものが、他とは異なる「知識」を生み出し、強くて存在価値のある組織の源泉となる。

経営者や組織の人々の「想い」や「志」が、未来を開くのだ。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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