「リソース(資源)はマネジメントを渇望している・・・」

地中には、金、銀、石油、天然ガスあるいは今話題のシェールガスなど資源が埋もれている。

人は、これらを探し、地上に運び、経済の資源として使う。

これらは、地中にあるだけでは、当然、「価値」という社会的資産にはならない。

会社の中にも、同じように資源が埋もれているのではないか?

「使っていない機械」のような目に見えるものから、「埋もれたノウハウ」のような見えないもの。

そして、社員の「未だ開発されていない能力」・・・。.

ドラッカーが言うように、経済とは、「資源を価値(バリュー)に変える行為」だ。

資源(リソース)を社会の価値に変換する行為が「マネジメント」だ。

会社の中に余っている能力、使い道の見えない資産を適正な場所に移し、他のものとうまく組み合わせ、

必要とする人のもとへ「価値あるもの」として届けなければならない。

そうでなければ社会的損失になってしまう。

マネジメントがなければ、貴重な資源も暗い闇の中で、いつまでもただの黒い石や液体として留まり続けなければならない・・・。

リソースは、マネジメントを渇望している・・・。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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