先行指標と遅行指標

「先行指標」という言葉は、よく知られている。

しかし、「遅行(ちこう)指標」は、あまり聞かれない言葉だ。

先行とは、あることに先立って現れるものである。

遅行とは、逆に、あることに遅れて現れるものだ。

先行指標と遅行指標を混同したり、反対に捉えてもいけない。

先行があって、遅行があるという「すじみち」がある。

会社が利益を生みだすということは、経営の遅行指標だ。

ビジョンがあり、戦略があり、実行があり、顧客に届き、最後に利益がお金という形で戻ってくる。

先行指標と遅行指標は区別しておきたい。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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