ビジョンは、見えない資産

ビジョンは、会社の財産、資産だ。

会社に成長をもたらす見えない装置。

ビジョンがある会社は豊かであり、ない会社は貧しい。

前者は豊かになり、後者は貧しくなる。
ビジョンは目指すべき土地を示す。

人間は、具体的にありありと思い浮かべられた「イメージ」に惹きつけられる。

もし、その中に自分自身も映っているイメージなら、より一層惹きつけられる。

ビジョンは、組織で共有された将来のイメージ。

そのイメージが一人ひとりのこころの中まで浸透すると、組織の強力な力となる。

人は、未来が見えないと絶望の淵に落ち込む。どうしても「未来」を持ちたいと思う。

未来の姿を見せるビジョンは、現在の仕事の「意味」も明らかにしてくれる。
現在の仕事の意味づけをしてくれるのもビジョンだ。

ビジョンは希望でもある。

将来に希望があれば、感情が動き、自ずと行動が生まれる。

ビジョンは、組織に関わる人々に、希望、意味、力、未来、をもたらす見えない資産だ。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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