コーチング 「その人の望む目的地まで・・・」

コーチングの「コーチ」という言葉は、「馬車」を意味している。

なぜ、馬車が、コーチングにつながるのか?

もともとは、「馬車が、その人の望む目的地まで送り届ける」というところから来ている。

大事なところは、「その人の望む」というところだ。

「その人の望まないところ」へ連れていこうとしても困難だし、無駄だ。

コーチングは、相手が何をしたいのか、何を実現したいのか、つまりどこへ行きたいのかを探ることから始まる。

コーチングには、「答えは相手が持っている」という前提があり、コーチは問いかけを続けながら、その答えをともに見つけていこうとする。

馬車を動かしているのは、コーチのように見える。しかし、馬車を本当に動かしているのは、コーチではなく、コーチをされる人、本人の意思だ。

本当は、どこへ行きたいのか、どうなりたいのかを本人が知ることができれば、もう道は、半分来たと同じだ・・・。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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