ディズニーリゾートには、60近いアトラクションがある。
アトラクションと言っても、大きなものでは、100億円を越える開発費、建設費がかかっている。
これらは、人々をひきつける重要なコンテンツだ。
こうしたコンテンツは、「イマジニアリング」で作られている。
「イマジニアリング」とは、「イマジネーション(想像力)」と「エンジニアリング(工学)」を合わせたディズニーの言葉。
ロサンゼルスの近くに、デザイナー、彫刻家、エンジニア、科学者、建築家、脚本家など140種の技術者が
1200人働く「夢をつくる工場」がある(「週刊ダイアモンド」より)。
映画、演劇などのショービジネスが発達したアメリカならではの場所だ。
想像力で、ストーリーを膨らませて、最新のハイテク技術で表現していく「夢を実現する工場」となっている。
ディズニーのマジックとして、(アルバイトによる)キャストのホスピタリティが注目されている。
しかし、ディズニーの魅力の根幹に、ハイテク技術やそれを支える創造性のマネジメントがあることを忘れることはできない。