「痛み止め」か「ビタミン剤」か? シリコンバレー流起業

起業をするなら、「ビタミン剤」ではなく「痛み止め」を。

と多数のベンチャー企業を生み出すアメリカのシリコンバレーでは言われる。

「あったらいいね」という「ビタミン剤」ではなく、

「なくては困る」という「痛み止め」だ。

「痛み止め」となる製品やサービスでなければ、ビジネスとして魅力がない。

ということになる。

たくさんの人が困っている問題、痛みを感じている問題に取り組んでいるかというのが

投資家が出資するかどうかの重要なポイントとなる。

多くの人が困っているのに、あまり気づかれていない問題を見つけられるかどうか・・・。

普通の人の視点とちょっと変わっていないと起業家の視点にならない。

「常識」に疑問を感じたときに、アイデアが生まれる。

知人の大先輩、曽我弘さんと能登佐知さんが、「シリコンバレー流起業入門」という本を

昨年12月に同文館から出版した。

本の後半の「投資家の質問101」が、とてもいいと思う。

投資家がよく尋ねる質問とその質問の「意図」。

本当のところ、何が聞きたいのかが丁寧に書かれている。

これは、実践してきた人でなければ知らないことだと思う。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

目次