陸前高田市の海岸には、3月の大震災前には、7万本の松林があり、市民や観光客を楽しませていた。
しかし、その松林の中で、大震災で生き残ったのは、たった一本だった。
それが「奇跡の一本松」として知られる。
生き残った一本の末は、多くの人に勇気と感動を与えている。
自然の脅威と自然の強さ。
そして命の尊さ。
生き残ったのは、前にある建物が津波を防いだこと、引き波では、後ろの川と土手が守ったこと、
他の木よりも、高さが倍近くあり、瓦礫などが枝に絡んでなぎ倒されなかったことなどの要因が
重なったようだ。
そんな「奇跡の一本松」も塩水を吸い込んで根腐れが心配されている。
もしもの場合に備えて、9本の挿し木として、命はつながれる。
しかし、「奇跡の一本松」をなんとか生かし続けてていきたいですね。