日経MJなどで、今年上半期のヒット商品が発表された。
さて、下半期は?
世界遺産の登録が決まった富士山には、すでに観光客が増加している。
首都圏と富士山を結ぶ富士急の株価も、昨年末から比べると2倍以上になった。
富士急は、鉄道だけではなく、富士の麓で、バスの運行、ホテル、レジャーランドの経営もおこなっている。
観光客の増加を見込んだ株価の上昇だ。
一方の志摩半島。
10月には、20年振りの伊勢神宮の「式年遷宮」がヤマ場を迎える。
志摩半島を走る近鉄もこれを機会にと、新型車両などを続々と投入している。
円安の予測の中で、海外旅行より国内旅行という背景もある。
シニア世代の旅行ニーズも活発だ。
日本の伝統的な文化への再評価の傾向もある。
日本独自のものへの誇りだ。
こうした背景の中で、今年は、タイミングよく富士山と伊勢神宮のイベントの年となった。
これらのキーワードは、夏から秋へ向けて、ますます盛り上がっていきそうだ。
その上、9月7日(土曜日)に、
「東京オリンピック開催決定」が決まるようなことになれば、
「日本」の象徴である富士山と伊勢神宮への関心もさらに国際的に広がりそうだ…。