「愛語」が 天を動かす…

現代では、たくさんのイメージや映像が溢れている。

イメージや映像でなんとなくわかったような気がするときもある。

しかし、心の奥深くまで届く言葉も大切だ。

人間にとって、言葉の力は、やはり大きい。

ひとつの言葉を胸に困難に立ち向かえる時もある。

ひとつの言葉で、安らぎが与えられるときもある。

「愛語」という言葉がある。

「思いやりのある言葉」という意味なのだろう。

道元に「愛語よく廻天(かいてん)の力あり」という言葉があった。

思いやりのある言葉は、人のこころの奥まで到達して、それが天を動かすような力をもたらす。

言葉を愛し、また愛ある言葉、思いやりのある言葉を発するようにしなければならないと思う。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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