「分厚い企画書ではなく、ひとつの言葉」
「そこから仕事が始まる」
AKBのプロデューサー秋元康氏。
「東京ドームまでは1830mなんですよね」とあるスタッフが呟いた。
それが始まりだった.。
秋葉原から、お茶の水を経て、東京ドームのある水道橋へ。
駅で言えば、たった二駅。
その距離は、1830mだ。
AKBにとっての「夢」までの距離。
これほど、近くまた遠い距離もないだろう。
憧れの東京ドーム公演まで。
多くの人の想像力を刺激する一つの言葉。
当たり前のことの中にみつけられた「あっ」と思わせる新鮮な切り口。
それは、「コンセプト提示の瞬間」と言ってもいいだろう。
たった一言が、「ビジョン」を創る。
時代を創るプロデューサーの仕事術が垣間見えた気がする…。