社長のためのポーター競争戦略 その1-39「多数乱戦業界での戦略の策定」

社長のためのポーター競争戦略 その1-39「多数乱戦業界での戦略の策定」

ここまで、多数乱戦業界の原因、対処法について、ポーターの指摘を見てきた。

ポーターは、最後に、まとめとして、この業界における戦略の策定について述べている。

詳しくは、本書「競争の戦略」を参照していただきたい。

以下は要点のみ。

手順1 業界の構造分析、競争業者の競争ポジションを把握する

     これについては、今回のブログでの紹介にはなかった。

     本書の別の章にまとめて説明されている。

     有名な「五つの競争要因」による分析などだ。

手順2 多数乱戦の原因を把握

     これについては、ポーターは、17項目挙げていた。

手順3 その原因を変えられるか?

     これについては、5項目が挙げられていた

     

      →原因を変えられるとすれば、自社はどういうポジションにいるべきかを検討。

手順4 原因が変えられなければ、どう対処すべきなのか

     これについては、9項目が挙げられ、その他に「戦略の罠」として5項目があった。

ここまで、「競争の戦略」では、25頁の内容だった。

中身が濃かった…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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