社長のためのポーター競争戦略 その1-38 「戦略の罠5」

社長のためのポーター競争戦略 その1-38 「戦略の罠5」

5)新商品に過剰に反応

買い手の力が強くていつも右往左往させられている多数乱戦業界のプレイヤー。

新商品がでたら、これは「救世主」のように思える。

買い手もまだ商品のことをわかっていないし、競合企業も対応してこないから、

低価格競争にもならない。

これを見て、各社こぞって、新商品を大増産することに…。

需要が落ち着き始めた頃、供給が追いついてくる。

思ったような価格で、思ったような数量が売れない。

これまでに投資した分の回収もできないという状況に陥ってしまう。

この業界では、新商品に過剰に反応しない方がいいのだとポーターは言う。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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