社長のためのポーター競争戦略 その1-26  「強力な本社と分権性」

社長のためのポーター競争戦略 その1-26  「強力な本社と分権性」

ポーターは、多数乱戦の業界に対しての対処法として9個挙げている。

対処法 その1/9

拠点を分散した地元企業というメリット、

人手をかけたキメ細かいサービス、

客と接する現場を中心としたマネジメント

こうした小規模企業の良さと自主的経営は継続する。

と同時に

本社に強力な統制力を持たせ、

規模の利益を追求できるものは、追求する

例えば、各地の小さな食料品チェーンを買収して傘下におさめる。

しかし、店の名前もそのままで、自由に経営させるというやり方である。

各地の特色を生かし、地域の特性に敏感に反応するようにしていく。

このシステムがうまくいくためには、人事管理もうまくいかなければならない。

人材の登用と業績の評価システムだ。

店主はそのままでやってもらいたいということだが、

店主のモチベーションをうまく引き出せるだろうか…?

卓抜なマネジメント力が要求される。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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