社長のためのポーター競争戦略 その1-18  「新しい業界」-多数乱戦業界で生き抜く

社長のためのポーター競争戦略 その1-18  「新しい業界」-多数乱戦業界で生き抜く

スタートしたばかりの業界。

「業界」になるのかどうかもわからない。

各企業が一斉に走り出したばかり。

どの会社もとび抜けたシェアを獲得するほどの経営力や経営資源を持っていない。

かつての「太陽熱暖房」、「光ファイバー」をポーターは例に挙げている

(光ファイバーは今では立派な産業になっているが…)。

業界が出来初めの頃は、市場自体が急速に広がっているときだ。

業界では、新規参入が相次ぎ、多数乱戦となり、覇権を競う。

戦後の日本でも(10年ほど前の中国でも)、自動車メーカーがたくさん生まれた。

その中で経営力のある企業が激戦を勝ち抜き、大きなシェアを取っていった。

新しく生まれたばかりの業界では、多数乱戦となる。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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