社長のためのポーター競争戦略 その1-11 「決め手が人手」-多数乱戦業界で生き抜く

社長のためのポーター競争戦略 その1-11 

「決め手が人手によるサービス」-多数乱戦業界で生き抜く

事業の「決め手」が、人手によるサービスの場合、

小企業の方が有利だ。

高い質のサービスが要求され、

「ゆき届いているな」と感じられるもの。

美容院、旅館、

コンサルタント etc. …。

「規模がある限度を超えると、

(ゆき届いたサービスは)低下する傾向がある」(ポーター)

サービスを主とした仕事も

組織が大きくなってくると、

どうしても機械的になってしまい、

「我が事」という意識が薄れていく。

真心のこもったサービスが、薄れていく。

小企業であると、

顧客の反応も直に見聞きするので、

「もっと頑張ろう」という気にもなりやすい。

高い質のサービス、

「かゆいところに手が届く」ようなサービスが

必要な業界では、

市場を圧するような大きな企業は出にくい。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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