「時間軸で考える」 JTB 田川博巳社長 

先日の新聞で、旅行会社JTBの田川社長の座右の銘が紹介されていた(日経新聞2月20日)。

一見、平凡のように見えるが、

よく考えてみると、

案外深く、こころの支えになる良い言葉だと思った。

「過去には感謝を。

現在には信頼を。

未来には希望を」

田川社長は、次のように言っている。

「悩んだら過去と現在を見据え、

そして将来を考えることにしている」

「難局に直面すれば未来を見つめ、

順風の時は現在を見る」

「時間軸」を持つということだろう。

元は、ドイツの哲学者オットー・ボルノウの言葉だという。

田川氏は、大学の卓球部のマネージャーになったとき、

後輩からのいろいろな相談にどのようにアドバイスをしたらいいのか

悩んでいた。

その時に、この言葉に出会い、

自身の一生の座右の銘にもなった。

21歳という若さで、この言葉に感銘を受け、

その後ずっと人生の知恵として大事にしてきたということに

驚き、感心した…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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