ヤマト運輸の新サービス開発方針とは?

「宅急便」という新市場、新サービスを開発したヤマト運輸。

「クール宅急便」などの新サービスも次々に開発してきたイノベーション・カンパニーだ。

ヤマト運輸が新しいサービスを開発する時の基準がある。

その基準をクリアできなければ、開発は先に進めない。

「世のため人のためになるかどうか?」

「自分たちの利益を優先して考えていないか?」

(先に自分たちの利益を考えていたならそれはうまくいかない)

これは、ヤマト運輸が自身の歴史から学び、築いてきた基準だ。

「宅急便」を始めたとき、まず人々に喜んでもらう、「素晴しいサービスだ」と言われることが

市場を開拓するために必要だった。

「まず喜んでいただく」

そして、利益は後からついてくる。

経理会計では、必要利益を実現する利益計画を先行して作ることが普通だ。

しかし、事業としては、まずお客様の喜びを計画し、結果として利益を享けるということが王道だ。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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