経営経理のフレームワーク・・・「パチオリ図」

経営に役立つ経理が、「経営経理」だ。
「経営」の上に、さらに「経理」がプラスされているので、一般には非常に難しく感じる。

しかし、「経営経理」には、非常にシンプルで、有益なフレームワークが存在する。
「こんなに単純でいいの・・・?」と思うくらい簡単な図だ。

この図は、経理の専門家には、あまりにも「当たり前」だったので、名前さえ与えられることがなかった・・・。

これは、とても重要な図だ。
経理の分野ではなく、「経営経理」の分野で。

この図の意味を深く理解していくことは、「経営経理」を深く理解していくことになる。

この図を深く理解していくことでわかることは、

・利益と資金の違いは?

・利益を増やすには?

・資金を増やすには?

・経営計画を立てるには?

・経営の強みと弱みは?

・短期と中長期的な視点とは?

・経営のステークホルダーとの関係は?

などだ。

経営、マネジメントに関わるすべての人が知っておくべき図だ。

しかし、この図にも「弱点」がある。

図が簡単すぎるのだ!

簡単すぎて、具体的なイメージが湧きにくい。
(意味する内容を本に書けば、ものすごい量になるのだが・・・)

この図を「具体的に」、できれば「感覚的に」、
その動き、ダイナミズム、意味を身体で理解する方法は
ないものだろうか?

手を動かして、五感で「直観的に」、理解する「ツール」がある。

「ゲーム形式」で、経営経理の構造と意味を短時間で習得できる。
企業内にこの「ツール」を一つ置いておけば、全社員がそれを理解できる。

そして、この図(フレームワーク)が、社内の「共通言語」になる。

「経理」ではなく、「経営経理」のフレームワークは、
マネジメントの良い判断をするために、
すべてのリーダー、マネージャーに必要だ。

そして、「非財務」の人にこそ、最も必要なフレームワークだ・・・。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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