リーダーに必要なコンセプチュアル・スキルとは  

カッツ教授は、

リーダーにはコンセプチュアル・スキルが必要だといった。

コンセプチュアル・スキルは何かを何回か考察してきた。  

「考える力」だ。

「考える力」にもいろいろあるが

どのような内容の考える力のことだろう…?

「シンプルなコンセプトにまとめる力」

が、

字義どおり、

「コンセプチュアル・スキル」

ということになる。

抽象化能力と言っても良い。

「個別」の中から「普遍」を、

「具体」の中から「抽象」を

見出し、

抜き出すことができる能力だ。

なぜそんな能力が必要なのだろうか?

決断のためだ。

リーダーが決断するためには、

入り組んだ状況や関係の中から

課題の本質を見抜き、

原則を適用できる程度に

単純化しなけらばならない。

したがって

「コンセプチュアル・スキル」とは、

課題の本質を考えることのできる能力であり、

スキルである

ということができる。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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