リーダーに必要なコンセプチュアル・スキル 第8項目
「国際的な経験があるか
または
他国やその文化に対する理解」
外国語ができるというよりも(もちろんそれも必要だが)、国際的な経験があることは貴重だ。
国際的な経験は、自分の属している文化の特殊性と普遍性を教えてくれる。
物事の善悪の判断を下す「価値観」。
この価値観は、個人的な傾向もあるが、大枠は、文化の枠組み(規範)に基づいていることが多い。
国際的な経験は、相手を知るとともに、自分の拠って立つ文化を知ることにもなる。
自分と相手との間で、相互に理解できる新たな「場」をつくる必要に迫られることになるかもしれない。
これまでの自分の価値観から一度、離れ、相手の価値観も理解したうえでの、もう一段、成長した価値観を身につける経験となる。
リーダーは、多様な価値観の人に向き合いながら、よりわかりやすく、より説得力のある話を展開する必要がある。
「国際的な経験、他国やその文化に対する理解」が、リーダーの条件として必要なところだ。