リーダーに必要なコンセプチュアル・スキル  第4項目

リーダーに必要なコンセプチュアル・スキル  第4項目

「イノベーティブな環境を作り出す能力」

企業のイノベーションにとって必要なのは、革新的な取り組みができるような環境である。

閉鎖的で、保守的な空気が強い組織では、イノベーションは、なかなか困難だ。

イノベーションとは、革新的な技術開発、驚くような新商品だけを意味するものではない。

もっと小さなことから始まるイノベーションもある。

大きくはならないけれど、これまでと違ったことを実行する小さなイノベーションもある。

小さなイノベーションが積み重なると、大きなイノベーションに発展したり、大きなイノベーションを引き起こしたりする。

イノベーティブな環境とは、失敗を許容する環境だ。

チャレンジが、いつも成功するわけではない。

むしろ、多くが失敗に終わる。

沢山の失敗があって初めて成功が生まれる。

リーダーには環境を整備する権限と責任がある。

失敗を恐れずチャレンジする風土を作り出すのが、リーダーの責任であり、スキルである。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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