「生きがいの発見の心理学」…フランクフル 1

・「私の人生に何の意味があるのだろう…?」

・「私には生きる意味がない」

・「私なんか、いてもいなくても同じ…」

と悩む人も多い。

まだ、誰でもそんなことを考えてしまう時もある。

これは、人生に対して、「意味を教えてほしい」という問いかけでもある。

この問いかけを180度逆転してしまった人がいる。

ナチスの収容所から帰還した心理学者のフランクフルだ。

「夜と霧」という本を著した。

この本には、「恐ろしい収容所でみた恐ろしい人間たちの姿」ではなく、

「恐ろしい場所」で、「尊厳を持って生きた人々」の記録が書きとめられている。

フランクフル自身もそのひとりだ。

フランクフルがこうした体験を経て180度変えてしまったこととは?

実は、あなたが「人生に問いかけている」のではない。

あなたは、「人生に問いかけられている」のだ。

「人生があなたに問いかけている」

あなたは、常に「答えを出す側」なのだ。

これは、「天が動いているのではなく、地球が動いているのだ」というコペルニクス的転換と

同じ衝撃をもたらす…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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