不安をなくす? 脳の中にいる「客観視」君

先週のNHKテレビ。「試してガッテン」

何気なく見ていたら面白かった。

脳の中には、

「不安」に対して、冷静に、客観的に判断する役割をする「客観視」君(きゃっかんしくん)というものがいるという。

正式名は、「はいないそく  ぜんとうぜんや「(背内側前頭前野)」」という長い名前。

この背内側前頭前野は、脳の中で、人や他人の心を客観的に見る機能を持っている場所だ。

「不安」を隠そう、押さえつけようとすると、後で、この「客観視」君が働いて、返って、「不安」を大きくしてしまう。拡大してしまうらしい。(この辺のメカニズムはいま一つわかりにくいが)
「不安」をムリに押さえたり、隠そうとしない方がいいということだ。
「あれこれ考えない」ということも大事だ。関連した「連想をしない」。
そのために、「包んで流す」というイメージを持つという練習があった。
さらり、さらりと受け入れて、葉っぱにでも包んで川に流すイメージだ。

もうひとつ。
「、と思った」療法が面白い。悩みや不安に「、と思った。」とつけてみる。
すると、「客観的」にみえてきて、悩みや不安の深みにはまらない。
例。「これは大変だ」「、と思った。」
「もうだめだ」「、と思った。」
など。
「今日は、このくらいにしよう」と思った…。

では。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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