京都には、有名な「三十三間堂」がある。
国宝でもある。
2012年のNHK大河ドラマの主役でもある平清盛が、後白河上皇のために資材を提供したという。
「三十三間堂」の「三十三」とは、建物の構造によって名づけられているが、もともと観音様に由来している。
観音様は、観自在菩薩という名で「般若心経」にも出てくるが、多くの人を救うために33種の姿になって人の前に現れるやさしい菩薩だ。
我々も知らずに「観音様」に会っているのかもしれない。
今年、出会った人の中に、もしかしたら、観音様がいらしたのかもしれない。
来年、会う人の中にも・・・。
いや、今日会う人もそうかもしれない。
「観音」とは、人のことなのだ。
33の姿で現れるということは、人生の中で、33の出会いがあるのかもしれない。
33の出会いが人生を変える・・・。
年を重ねてくると、「観音」に会うということを心がけるより、
自分が誰かにとって、役に立つ存在でありたい、
「良い出会いだった」と思われるような出会いにしたい、
ということを思うようになった。
またその責任を感じる・・・。
では、
皆様 良いお年を
また 来年も良い出会いがありますように