本日から日本経済新聞 「私の履歴書」で松本幸四郎さんの連載が始まった。
以前、「ラ・マンチャの男」を帝国劇場で観てとても感動した(市川染五郎時代だったから随分前になる・・・)。
「役者は、勇気、感動、希望を与えるという、なかなかできないことを仕事にしている」
「人間が一人生きていくエネルギーは、我々の心と体の中にあると思っている。自分の中に本来のエネルギーがあることを思い出していいのではないか」
大震災の悲劇の中で、「補助」であるはずの外部のエネルギーに頼りすぎていたことを感じたそうです。
「私自身が連日、生身の身体で演じている役者であるだけに、人間本来のエネルギーを信じていなければやっていけない」
心の底からの力、エネルギーを感じて生きて生きたいですね。
「今まで見ていたのは夢のための夢だ。男60を過ぎてこれからみる夢こそが本当の夢」
スペインで、ドン・キホーテが巨人と信じた丘の上の巨大な風車を目の当たりにしたときに、出てきた言葉だそうです。
さらなるご活躍を。