戦略的学習法 「ラーニングデザイン」の第一歩とは?

ラーニングデザインの第一歩は、「全体像を把握する」ことだ。

対象の全体像を把握しようとすること。

「見取り図」であり、「マップ」である。

樹の「枝葉」でなく、「幹」であり、さらに樹が生息する「森」である

(「樹を見て森を見ず」にならないように)。

「モレなく、ダブリなく」対象を見るが、その範囲が大事だ。

どこまでを範囲とするのか?

全体像とそれを取り巻く「環境」を区別する。

(「システム」と「環境」とも言える)

「図」と「地」の区別と言ってもいい。

全体像を把握するためには、

①「表面的」ではなく→「本質的」に、

②「近視眼」ではなく→「大局的」に、

③「短期的」ではなく→「長期的」に、

対象を把握しなければならない。

これは、「意思決定の三原則」と同じものになる。

全体像は、言葉で描ききれない場合が多く、「絵」になることが多い。言葉で描くとすれば、「例えば・・・」などの「メタファー」になるだろう。

ラーニングデザインの第一歩は全体像を掴むことだ。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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