バランスシート B/Sは、生きている

B/Sバランスシート貸借対照表は 、

決算の時、「一年に一度だけ作成される」と

考えている人もいるかもしれない。

ところが、

ビジネス会計ゲーム「パチオリ」を経験してみると、

その考えは、まったく違ってていることに気づく。

会社が活動している間中、

B/Sは、休みなく変化しているのだ。

だから、毎日、刻々と作られているといってもいい。

会社は、誰かが、いくらかのお金を出資することからスタートする。

それから、会社とバランスシートは、休みなく動いている。

たとえ、会社が「休眠」」状態であっても

税務署からの通知は来るかもしれない(法人税、固定資産税、事業税など)。

銀行から金を借りていれば、

夜も休日も支払利息は発生している。

会社に変化があった時、

たとえそれが、ほんのささいな変化でも

バランスシートは変化する(金額に換算できるものという条件はつくが)。

「会社清算」の日まで、

バランスシートは、休みなく変化し続けている。

ところで、

P/Lは?

P/L損益計算書は、一年毎に「お役目ご免」となっていく。

継続しないのだ。

「フロー」を表すものだから…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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