皆さん おはようございます。
しばらく ブログが更新できずにすみませんでした。
さて、昨日より、ラーニングデザイン・アソシエーションから、新しい「パチオリ IFRS」が発売になりましたので、お知らせいたします。
新しい「パチオリ IFRS」は、「ver.2.0 SD ED版」となっています。
新しいゲームシートのみと前回のver.1.0との組み合わせ、「PACIOLI 7」との組み合わせ等のセットがアマゾンからご利用できます。
「SD ED版」とは、何かを少しご説明します。
その前に・・・。
本年、8月31日に発売になった「PACIOLI for IFRS インターナショナル・ファイナンス シート ver.1.0」とは、どのようなものかということです。
現在、IFRSの「財務諸表の表示」に関するプロジェクトが国際会計基準審議会(IASB)と米国会計基準審議会(FASB)共同で進んでいます。
(全世界共通の基準書を目指すIFRSの活動では、多くがアイテム毎のプロジェクトの形で進んでいるんですね・・・)
このプロジェクトは、3つの段階のフェーズに分けられていて、現在、第2段階のフェーズBまで来ています。
このフェーズでの成果物として、2008年10月に発表されたのが「財務諸表の表示に関する予備的見解」という「ディスカッションペーパー(DP)=討議資料」だったのです。
このディスカッションペーパーに準拠して、製作したのが、私どもの「パチオリ インターナショナルファイナンス シート 第1版(すなわちDP版)でした。
この「ディスカッション・ペーパー」に対して、2009年の4月までの半年の間、全世界からのコメントを募集した後、さらに委員会で内容を検討していました。
(IFRSという国際プロジェクトの参加型の進め方も非常に興味深いです。)
そして、本年7月に、次の成果物として、「財務諸表の表示モデルに関するIASBスタッフ・ドラフト」が発表されました。
スタッフ・ドラフトは、英語では、「Staff Draft of Exposure Draft」になっています。
「公開草案のためのスタッフ用の草案・・・?」ということでしょうか?
(来年には、さらに「公開草案」がでることになります)
今度の「パチオリ IFRS ver.2.0」は、7月1日に発表になったこのIASBの「スタッフ・ドラフト」に準拠したものです。
実は、先日の10月末(10月28日)に東京で開催された「IFRSリーダーセミナー」(ラーニングデザイン・アソシエーション主催)でも、説明と演習に使用しました。
これまでとの違いについては、また改めてご報告します。