ドラッカー 「イノベーションは日常に」

大発明や大発見。
これが、「イノベーション界のスーパースターだ」と、ドラッカーは言う。

「イノベーション」というものは、そうした技術上の大発明や大発見のことだと思われる場合も多い。
しかし、そうではない。

技術上の大発明や大発見などの「新しい知識」によるイノベーションは、
重要ではあるが、「最も信頼性が低く、最も成果が予測しがたい」
最も信頼性が高く、リスクが少なく、すぐに成果が生まれるイノベーションがある。

それはどこにあるのか?

日常にあるのだ。
日常業務において、何か、「予期していないことが現われた時」。

①「えっ、これが、そんなに売れるの?」
という「予期せぬ成功」

②「えっ、失敗するはずのないものなのに、なぜうまくいかない?」
という「予期せぬ失敗」

③「えっ、そんなことがありえるの?」
という「予期せぬ出来事」 こうした中に、イノベーションの機会がある。

もう変化は起きている。
あるいは、起こりつつある。

成功するイノベーションは、この変化を利用する。
だから、リスクが少なく、すぐに成果がでるのだ…。

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この記事を書いた人

 劇作家の井上ひさしさんの「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを楽しく」という言葉が好きです。さらに付け加えるとすれば、「そしてシンプルに」となると思います。
 松下幸之助さんの「経営とは、生きた総合芸術である」という言葉をラーニングデザインによって研究して、お届けしています。
 著書「直観でわかる経理のしくみ」(新版)、「直観でわかる人事のしくみ」(共著)いずれも東洋経済新報社刊など。
 経営ラーニングデザイナー。公益財団法人日本生産性本部認定経営コンサルタント。価値創造研究所所長。㈱ラーニングデザイン・アソシエーション会長。社内研修プログラム「ワールドフェイマスプログラム」開発責任者。

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